津留晃一さん「多くの人が、この本で変わった。」を読んだ感想と概要 1

本書は2001年に発行されていますが、とても人気が高く希少価値があるため、Amazonで2万円から70万円で販売されていたこともあります。今般、増版したようで英光舎から1620円で購入できました。本書はまさに魂が震えるような素晴らしい作品であり、多くの気づきを与えてくれました。エッセンスを2回に分けて紹介したいと思います。

今、みなさんが体験している現実は、自身の顕在意識や潜在意識が反映した世界に他なりません。つまり宇宙に存在する唯一の法則である「あなたの与えるものが、あなたの受け取るもの」に則っています。喜びを与えれば喜びがもたらされ、心配することは、その心配ごとを現実に引き寄せます。

時間には未来も過去もなく、今この瞬間だけが存在しています。そして自分にとって今がベストと思えた時には、次なるステージにあなたは移行することになります。つまりもうそこに留まり続けることはできなくなります。その場所に満足しきったあなたは、さらなる夢を描きながら高みへと飛躍します。これこそが、あなたの人生の輝きであります。また、どんな現実も生み出せますし、実際に生み出し続けています。望み通りの現実を生み出すには、ひとつだけ条件があります。それは「自分の意識に欠落感がない」ということです。あなたの心が満ち足りているとき、不可能はありません。ですから私たちは全て、自分が完全な存在であることを悟る旅をしています。今が完全であることを知った瞬間から、絶対的な安心感が訪れ、大いなる安らぎがあなたを包み込みます。そして私たちは有限から無限の立場へ、その土台をシフトし始めており、分離から統合へその流れを変え始めました。人類全員が帰り着く源がそこにあるからです。

この三次元物質世界に存在する全てのものは、互いに周りのものから影響を受け合います。例えば、目の前に無能な社員がいるとしたら、それはあなたが創り出した虚像であり、実態ではありません。無能な社員をなんとかしようと考えるのではなく、自分の見方やとらえ方に意識を向けて下さい。社員の欠点を発見している自分に気づいて下さい。あなたの前にいる人は、どんな人でもその本質において光そのものであり、あなたをただ進化へ誘うためにのみ存在しています。敵がいなくなる訳ですから、自分を守る必要がありません。あなたが存在し続ける限り、あなたの創造作業は、無意識のうちに永遠に続きます。素晴らしいことですね。思い通りの世界を生み出すことができる訳ですから。

あなたが最高の環境で満足している時に、それが破壊されるような出来事が起きたとします。でもそれもまた最高の瞬間であることを疑わないでいれば、「それにより私はどんなことを学べるのだろう」とワクワクして、楽しめるようになります。それが悟りであり、自分を大切にする、自分を最高に労るということです。自分が不快感を持ちたくないからといって、苦手な人を避けていると「また苦手な人に出会うのではないか」といつも怯えながら生き続けることになります。そのようなことを続けていると、好きなものと嫌いなものが分かれていき、意識がどんどん分離・分割していくことになります。

あなたを怒鳴りつける上司がいたとします。その人は、あなたの中に潜んでいて、あなたがまだ認めていない部分を見せようとして現れています。自分を否定している何らかの考え方が未だ隠されていて、あなたの外に表現されているに過ぎません。さらに人が人を傷つけることはできません。唯一できるのはあなただけです。ですから起きていることに身を任せ、逆らわずに、淡々と自分の想いを観察し続けて下さい。自分や人を変えようとしてはいけません。

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