トム・ケニオン&ジュディ・シオン「アルクトゥルス人より地球人へ」を読んだ感想と概要

本書(出版社はナチュラルスピリット)は2019年6月に増版された作品です。天の川銀河を守る高次的存在であるアルクトゥルスは、宇宙において最も高い知性を持つ部類の種族であり、彼らの叡智が分かりやすくまとめられています。人類のルーツについても詳しく記されており、地球人のDNAが地球外生命体であるアヌンナキによる遺伝子操作と、さまざまな超銀河文明から来ていることが理解できます。

人類は超銀河的な貴族です。多種多様な超銀河文明から種子を受け継ぎ、たぐいまれな素質や才能を持った存在です。ただし今の所、それは休眠状態で、DNAが十分に機能していません。また自分の住む宇宙の広大さが見えていません。本当の自分よりもずっと小さな存在だと信じておとしめています。これについては宗教に大きな責任があります。地球上の多くの宗教が作り上げてきた嘘が、人類の発展を阻害してきました。自分の本来の潜在能力を発揮させるためには、宗教によって塗り固められた嘘をきれいに洗い流し、自分自身を浄化することにあります。

あなたがたの頭部の中心に、松果体という器官があります。思考が停止した穏やかな状態に入って意識を松果体に集中すると、宇宙からの情報が受信できるようになります。宇宙は情報の宝庫であり、さまざまな波動が押し寄せる海であり、知識と情報が飛び交っています。その方法ですが、吸う息と吐く息に意識を集中するだけでいいのです。呼吸のリズムを一定にし、息と息の合間に意識を向けます。やがて呼吸が浅くなり、その合間が長くなってきます。それから松果体に意識を向けます。息の合間と松果体に意識を向けながら、アルクトゥルスなどの繋がりたい相手との間に、「心の橋が架かる」という意図を持って下さい。これによりあなたはチューナーのように、繋がりたい波動域に合わせることができます。もしあなたに何かを強要してくる存在に遭遇したら、それは低次のものであり関わらないようにしてください。

くっきり晴れ渡った夜空は、地球外からの訪問者や乗り物をじかに知覚するのに最適です。さきほどの瞑想の意識状態で、好きな星を選んでじっと見つめるといいでしょう。選んだ星はあなたの遺伝系統に関係していることが多いです。息の合間と松果体を意識しながらその星を見つめ、準備ができたというあなたの意思を、広大な宇宙に送ります。この簡単な方法を続けていると、やがて空に見たこともないものが見えるようになってきます。

現在、覚醒めつつある人の数はうなぎのぼりに増えています。自己の大きな潜在能力に気づいた人が十分な数に達すると、人類の歴史は根底から変わります。それをアルクトゥルスが常にサポートしています。

例えばあなたが引っ越しを決めた時、思考はすでに創造を始めています。量子場の創造者としてのあなたが、その意図と集中力によって量子の領域に作用しているのが見えます。つまり知らないうちに、想念の力を使って新しい現実を形成しているのです。こうした想像からはそれぞれに並行現実が生まれる可能性があります。漫然とした思いからは並行現実は生まれません。しかし想念パターンに十分な強さがあれば、それは量子場に作用し、基本現実とともに平行現実を持つことになるでしょう。

今は地球人を癒す高次元のヒーラーもおり、そのほとんどは就寝中に行われます。眠りにつく時に、あなたが求めている癒しを頭の中で考えて伝えます。あなたの要請が彼らにヒーリングを許可することになります。その存在をエネルギーとして感じることもあれば、夢で見ることもあります。

あなたがたの今の認識では、物質世界は固くてリアルなものに見えます。けれども波動が上昇すると、全く違った知覚をします。高次元の意識状態では、物質性は幻影であることが直接知覚できます。物体の内部にももっと空間があるのが分かります。これはあなたがたの量子力学の見解と一致しています。

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