バシャールが本当に伝えたいこと_18. 感情の仕組み

私たちは誕生してから5歳を過ぎるころまでに、家族や周りにいる人、自分の置かれた環境から様々な信念を取り込み、自分に刷り込んできました。信念があるから感情が芽生え、感情があるからこそさまざまな体験をすることができるのです。例えばある望まないことが起こり、不快な感情が出たとしたら、自分の信念がその感情を作ったことになります。よって信念が変われば、誘発される感情も変わることになります。例えば不快な感情が10年間続いていたとしても、信念をポジティブなものに変えることで、たった数日で感情に変化が生まれます。つまり私たちの現実は自分の意識しだいで思うままに変えていくことができるのです。信念とはあなたが心の底から信じる事柄を指しています。そして負の信念のほとんどが勘違いから来るエネルギーだと言っても過言ではありません。それは結局のところ愛情の欠落、つまり自分は愛されていないという勘違いへと行き着くことになります。私たちは無意識に無条件の愛のエネルギーに満ちた世界に生きているのです。

他の誰かに言われたコメントに腹を立てたりすることがあります。あなたのことを「あーだ、こうだ」と言って、間違った見解に心底頭にきてしまうこともあるでしょう。でもあなたは周囲の間違った見解やコメントに不愉快な気分になっているわけではなく、相手が自分を決めつけていると、相手を断定する分離の心が不愉快な気分を打ち出しているのです。あなたはもしかしたら、誰かの間違った指摘をもらうまで幸せだったかもしれません。しかし間違った見解や決めつけられたことに腹を立てて気分が悪くなると、あいつのせいで不愉快になったと思うかもしれませんが、それは違います。あなたのエネルギーを相手に受け渡し、つまり自分を分離させてしまったことに不愉快な気分を味わっています。よって相手が悪いわけではなく、あなたがそう選択していることになります。他の誰かからどんなことを言われようと、自分の幸せと生き生きとした感覚を選択する権利があなたにはあり、誰もそれを奪うことはできないのです。

愛のエネルギーをもとに怒りや恐れなどの様々なタイプの感情が作られています。酷い感情や残忍な想いは元々あった愛から一部のエッセンスが削ぎ落とされたエネルギーであって、最初から重たいエネルギーとして存在していたわけではありません。このように捉え方が違うだけで愛のエネルギーは全く異質なエネルギーへと変換されているのです。つまり愛のどの部分を削ってどれくらいにして捉えるのか、それがあなたの信念となります。愛こそが私たちそれぞれが持つ共通言語であり、動物にも植物にも地球外生命体にも理解することができるエネルギーです。

不快な感情は数十秒程度だけに留めるようにし、その後に気持ちをニュートラルからポジティブに切り換えてゆく習慣を作りましょう。なぜならネガティブな感情をたった1分持っているだけで、同じ波動の現実を引寄せるだけのパワーを帯びるようになるからです。自分の気持ちを何よりも大切にしてゆくことが大切であり、もっと自分を愛することにフォーカスしてゆきましょう。あなたの心を癒すのはあなた自身です。

心配ごと、後悔や反省または自己嫌悪などの不快な意識や感情を奇麗さっぱり洗い流す手助けをしてくれるのが音楽なのです。特にクラシック音楽は生命の基本である黄金比(古来より人間が最も美しいと感じる比率)が組み込まれているため、私たちの心と細胞にすんなりと溶け込むことができます。その中でもベートーベン交響曲第7番第2楽章は特に私たちの心に溜まった負のエネルギーを洗い流してくれる特効薬になります。この音楽に特有な波動は私たちの意識に働きかけ、心に溜め込んだたくさんの不要なエネルギーを体外へ排出してくれるとても便利な波動なのです。

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