ドランヴァロ・メルキゼデク「フラワー・オブ・ライフ 神聖幾何学の秘密 第2巻」を読んだ感想と概要

本書では、人類を含めた全ての意識が神聖幾何学に基づいていること、ピラミッドでのイニシエーション(魂の成長や進化のための儀式)、天使から教わったマカバ(光の体)という意識状態に入るための瞑想法により人生が奇跡的に変化すること、ハイヤーセルフとローアーセルフ、堕天使ルシファーやシリウス人が行った宇宙や地球での実験の詳細な説明、次元シフトがどのように起こるのか、インディゴ・チルドレンなどの新しい子供たちの登場など多岐に渡る内容が書かれています。私が気に入った箇所を抜粋して紹介します。

ピラミッドは地球の巨大な正八面体の幾何学的エネルギー・フィールドに繋がるように配置されていて、その質量と内部の幾何学的構造により、白い光のエネルギー・フィールドは上向きの螺旋を描きながら強化され、銀河の中心まで伸びています。一方、黒い光のエネルギー・フィールドは上方からゼロポイントを通る螺旋を描きながら、地球の中心と繋がります。このように、大ピラミッドは地球の中心と銀河の中心を結びつけているのです。

古代エジプトのイニシエーションでは、「ホルスの左眼」と呼ばれる訓練を12年、さらに「ホルスの右眼」で12年行った後、ピラミッド内部で松果体を活性化してから宇宙を体験し、最後にキリスト意識を体験します。「ホルスの左眼」で最も中心的な指導者の役割を果たしていた種族がハトホルで、4次元の金星からやってきました。ハトホルはこの太陽系で最も知性豊かなキリスト意識の存在であり、今も変わることなく人類を深く愛し、慈しんでいます。

人体の周りにあるさまざまなエネルギー・フィールドは、チャクラ内部のエネルギーや意識の動きによって作り出されています。一番内側がプラーナ・フィールド(エーテル・フィールド)で、普通は柔らかな青白い光です。その外側には思考や感情と繋がったエネルギー・フィールドがあり、体を包み込むような卵型のオーラとして観察することができます。

マカバ瞑想は、全部で17回の呼吸で完結します。最初の6回は体内の極性のバランスを取り、電気回路を浄化するための呼吸です。次の7回はチャクラ・システムのプラーナの流れを適切に復活させ、「球の呼吸」を蘇らせるのが目的です。14回目は、プラーナ・エネルギーのバランスを3次元から4次元へと変化させます。最後の3回は、体の周囲と内部に生きたマカバの二重反転エネルギー・フィールドを再生させます。マカバ瞑想により、ハイヤーセルフに繋がり急速に霊的な成長を遂げますので、結果として人生が一変することになります。瞑想が終わったらハイヤーセルフにお礼を言い、その後に全部の指先を床や地面につけて、地球を感じるようにします。すると素早くグラウンディングができ、瞑想状態から即座に戻ることができます。2時間ほど深く瞑想に入っていても、あっという間に瞑想状態から抜け出すことができます。

愛はあらゆる創造物の源であり、実際に宇宙や次元、私たちが住む世界などを形作っている意識なのです。電力、磁力、電磁場、熱、動力、原子力などどんなエネルギーも全てが意識であり、その中において愛は特別な意識の波動であり根源的なものです。何が足かせとなって私たちはこの大いなる真実が見えなくなってしまったのでしょうか。実はそれは自らが創り出したネガティブな信念なのです。自分が事実だと信じているものが、常に自分の可能性を限界することになります。ドリス・ヴィドソンさんはポリオに感染し、12年前から車椅子の生活をしています。ドランヴァロさんは何ヶ月もの間、毎週1回彼女に電話で、自分自身に治癒能力があることを導いていきました。遂に彼女は車椅子に乗らないことを決意し、売り払ってしまいました。両足に補強具を取り付け歩行訓練をし、今度は松葉杖に乗り換え、松葉杖を手放し、9ヶ月後には補強具がなくても歩けるようになり、運転免許証を取得しました。ドランヴァロさんが彼女を癒やしたわけではなく、彼女が問題をよく理解し、自分自身を癒やすことが本当にできると心の底から信じたのです。

ドランヴァロさんは鋳鉄製の平鍋をコンロで乾かしたまま15分ほど忘れてしまい、真っ赤に熱していました。それを奥さんが知らずに手でつかみ、左手で平鍋を取り上げたかと思うと、痛みのあまり1メートルほど飛び退きました。ドランヴァロさんは大急ぎで駆け寄り、大やけどした彼女の手をとっさに冷たい流水にさらしながら直感に従いました。催眠療法により痛みがきれいに消え去ることを告げ、それを実行したところ、その途端に痛みは消えました。次に火傷を負った手を取り、その手のひらを見ながら、3つ数えたら完全にもとの状態に戻っていることを催眠状態の妻に告げました。ドランヴァロさんが「3」と数えた瞬間にその手は完全に元通りになっていたのです。その瞬間、現実というものが、真実ではないことを悟りました。体は光であり、それは意識に反応していたのです。体はその人が本気で信じていることに何でも応えるのです。

友人のダイアナ・ゲージズさんはニューヨーク州のテレビで「未来を見つめる」という番組を担当していました。その番組ではあらゆる種類の劇的な治癒を取材しては放映していました。彼女は11歳の少年に起こった実に驚くべき体験を取材しました。この少年は幼かった頃にサンショウウオを飼っていました。サンショウウオの手足や尾は切れてもまた新たに生えていきます。少年の両親はそれがサンショウウオだけに特有の性質で、人間はそうではないということを教えていませんでした。少年は10歳の時に、片足を膝の上から失いました。さて、少年はどうなったのでしょうか。なんと1年間かけて新しい足を完全に生やしてしまいました。その様子は1年余りかけてビデオに記録されています。

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