マット・カーン「何が起きても、それを愛する」を読んだ感想と概要

本書(株式会社 ナチュラルスピリット)では、自分の身の回りに起こる全てのできごとを、ハートを開くことで受け入れて、愛することの大切さを説いています。マット・カーンさんは子供のころからエンパス(他人の感情を自分のことのように感じる)で、文中にネガティブな感情の扱い方や人間関係の記述が多いことからも、とても繊細な方であることが理解できます。新たな発見があった点を中心に紹介したいと思います。

マット・カーンさんはスピリチュアル・ティーチャーであり、ヒーラーです。エネルギーに敏感で、高い共感力を持っていたため、非常に混乱した幼少期を過ごしました。自分自身の感情と他人の感情との区別がつかないことで、周囲にいる全ての人の気持ちが安らぐまで、心地よく感じられませんでした。8歳で体外離脱体験をし、10歳になるとイエスをはじめとするアセンデッドマスターや大天使と霊的な体験を繰り返し、20代半ばに非常にはっきりとした悟りを得ました。クライアントが抱いている感情を十分に感じ取り、ハートが開くのを邪魔しているのは何かを理解することができます。彼の深く愛に満ちた革新的な教えと、聖なるハートの知恵の伝達を通じて、たくさんの方が本当の自分に目覚め、すばらしい身体的癒しと感情的癒しを経験してきました。

アセンデッドマスターや大天使から重要なことをシェアしたいと告げられ、目を閉じると違う場所へ意識が向かいました。そこには白い柱のあるリンカーン記念堂のような建物が目前にそびえていました。それは巨大な図書館のように見え、直感でアカシックレコードだと分かりました。そこにある全ての本には、人生における魂の契約とあらゆる個人的なできごとや出会いが書かれています。その知恵を理解し、十分に経験し身につけた時、アセンデッドマスターや大天使により契約は満了し解除されます。それはその人の魂が成長し、新しい章を迎えることを祝う卒業式のようなものです。この情報のダウンロードを受け取り、彼らと別の部屋で合流しました。彼らは私の前に立ち、称賛の光を放っており、卒業して新しいステージへと進むことになったのだと理解しました。彼らは自分のあごに手をかけて顔を上げました。彼らはみんな私でした。主たるガイドのメルキゼデクから、次のように伝えてきました。「私たちは神の代理人であり、あなたがこれからなろうとしているものであり、なっているものでもあります。」この体験により、人生で起こる全てのことは、宇宙の高次の知性によって入念に練り上げられているのだと分かりした。また、自分がすばらしい可能性が開花する聖なる種子であるとも思えるようになりました。

あなたは激しく揺れ動く感情のせいで、くつろげずにいるかもしれません。身体をリラックスさせる簡単な方法は、ゆっくりと呼吸することです。多くの人は深く呼吸しようとしますが、結局は途中で早く息を吸うようになってしまいます。大切なのは、ゆっくりと穏やかに呼吸をすることです。するとマインドは静まり、ハートが開いてきます。人間関係を改善するうえで、お互いの波動を高めることにも応用できます。相手が緊張したり興奮している時は呼吸が浅くなっています。あなたはゆっくりと穏やかに呼吸しリラックスすることで、相手も自分自身ともっと通じ合えるよう変化していきます。パートナーや兄弟、友だちなどから話を聞いてもらえないとか、孤立していると感じたら、お互いの目を見ながら手を握り、ゆっくりとした呼吸でタイミングを合わせながら1分間これを続けます。これによりお互いの波動がマッチングして、より深い対話が復活します。

あなたの身体は小宇宙です。体の各部分に、「こんにちは、私の美しい体さん!」と言ってあげると、体の隅々へ無限の恵みと癒しのエネルギーを送ることができます。そのときに、なんとなく恥ずかしさや決まり悪さを感じたら、それはスピリチュアルな進化を示すサインです。あなたの純粋さが、勇気を奮って表に出ようとしており、エゴの仮面が壊れつつあることを表しています。愛に満ちた眼差しが無条件に身体に向けられたとき、自分がいかに健康で調和のとれた状態になれるかを知って驚くでしょう。

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